∴ Ariukhの非情な日常

業務命令

以下の者、タルタロッサ・パレスへの出張を命ずる

D.E.CO サブマスター Ariukh



社長、わざわざその紙切れ一枚渡すために来たんですか・・・
いや、それにしても何故タルパレへ？

「おう、エイシスで仕事があっからよ、イクシオンの友好取ってこいや」

ほほう、戦闘能力のない僕にあのエイシス洞窟を抜けて
タルタロ共を倒してこいというわけですか・・・
それは私に「死ね」ということですか？社長

「おう、こういう時の為に物まねを上げてきたんだろうが
　それとタルタロとの戦闘はその筋のエキスパートに依頼してあっから現地で合流してくれや」

こりゃあ３・４回は死ぬ覚悟が必要だな・・・
と思ったら、あっさりと一回でタルパレへ到着しましたね

現地で件のエキスパートと合流し
僕は入り口で座って待っとりました
何だか自分だけ何もしてないってのは何だかなぁと思いつつ
かと言って、ここで私が出来ることは何一ッつないので
ただひたすらに待つ、待ち続けること約一時間
無事、イクシオンの友好も取れて
この日の出張は終了

あくる日、今度はエイシスに出張
言われた通り池のほとりで待ってるんですけど
誰も来ないっすね～・・・

それにしても、友好を取ってイクシオンを間近で見てると
意外と愛嬌がありますね～

・・・・・・あ
目の前にいたファナティック二匹がフルプレート装備のパンダに滅多打ちにされてる
というか、抵抗らしい抵抗も出来ずに一方的に虐殺された・・・
うあ・・・、返り血で血まみれのフルプレパンダがこっち来るよ・・・

「よう、久し振りだな」

あ、こりゃどうも、今日の相方は社長の妹さんだったんですか
プレートメイルの具合はいかがっすか？
結構消耗してるようなので今度新調いたしましょうか？
いえいえ、お安い御用ですよ
えっと・・・、今日はその荷物をお預かりしてればよろしいんですか？
はい、預からせていただきます
それではいってらっしゃいませ～

今日は虐殺の立会い人か・・・（ﾎﾞｿｯ

それにしてもCHELMYさんはファナティックとかフォアマンとか弱めのばっか狙ってるなぁ
意外とチキンなのか・・・、と思ったらウォリアー二匹に突っ込んでいった
ガンバレ、ウォリアー
なんて言ってるそばからスタンスニークコンボ食らって一匹倒されて
残った一匹も・・・、あ～あ・・・
今度はチーフ二匹に突っ込んだ・・・、
あぁ・・・さっきと同じパターンでアッサリ終わった・・・
チーフやウォリアー如きじゃ倒せないのか・・・
お、ロードがCHELMYさんに突っかかっていった！
結構いい勝負してる、というか追い詰めている！かんばれロード！
あぁ・・・、スタンガード・・・

スニーク・・・

クリティカルアタックキャンセルディスロケーション・・・
ロード、君は良くやったよ・・・

おや？ウォリアーが何匹か落ちて来たぞ
そして落ちてきたウォリアーが・・・

CHELMYさんが戦ってるチーフに・・・

リンクしたっ！

おお、これで一気に形勢逆転
6対1の戦いに

CHELMYさん何とか立ち回ってるけど、流石にこれは無理だろう・・・
あ、一匹倒した
でもまだあと五匹
うぁ、ガードブレイクだ・・・
ボコられてる、ボコられてる・・・
CHELMYさん、結構堅いけどあの数のあの攻撃速度で殴られ続けたら・・・
あ、死んだ・・・

ま、当然の報いでしょうな
・・・あれ、この前タルパレでご一緒したマスターテイマーさんだ
CHELMYさんに、リザかけて、ヒールオールかけて、リバオールかけて
ホリガにブラッドラッシュ、リジェネまでかけて去っていった・・・

そして、蘇生したCHELMYさんはというと・・・
先ほどリンチに参加したイクシオン達を一匹一匹・・・

そんなこんなで4時間ほど経ちましたでしょうかね
いい加減飽きてきたんでしょうかね
ようやくこの虐殺現場から解放されましたよ・・・

後から聞いた話では
どうやらCHELMYさん、待ち人が来なくて寂しい思いをしていたそうで
それを紛らわす為にイクシオンを虐殺していたそうですよ

イクシオン達には心の底から同情する・・・